2018年5月31日木曜日

権現槍で岩訓練

権現槍岩頭での岩慣れ講習



来るべき西穂に向け、岩に慣れるという講習会を師匠の指導の下行いました。
前回懸垂した尾根とは違う権現槍へ向かいます。まずは槍岩に到達して懸垂用のザイルセット。師匠がまず下りてルート上にザイルを置いてくれます。



二番目に私が下ります。前回は隣の尾根で5m程度だったのでそれほどでもなかったですが、今回は20mほどの垂直の壁、少々足が震えます。ザイルとエイト環のフリクションを信じて身体を預けます。岩のコブを確実に拾いながら下りればいいのですが、意外に下りてる最中は怖さを感じなかったですね。
続いて経験者のゆずさん、

初のタマさんと続き、あんちゃん、澤木さん。

あんちゃん、澤木さんは、最初は恐々って様子が身体から浮かび上がってました。でも、無事下りきり2度目です。2度目は安心して見てられました。続いて東面の垂直壁を降ります、ここは岩にギャップがなく、靴底を正対して靴のフリクションで身体を支えます。


ここで師匠がアッセンダーを取り出して、ここを登坂すると言われます。


使ってみると、楽しい道具でした。こういう場合は、道具を信じてスリルを楽しむ姿勢が安全に繋がるのかなと思います。

それと、登りより降りる方がどれだけ楽がもわかったかな???


その後尾根近くまで上りあがり、次の岩壁を探しますが、前に上った岩壁は木が大きくなり小石が乗っていて危険ということで、下りることとします。
岩尾根を下りていったもののルートをロスして半藪こぎとなりますが、何とか朝の分岐に到着し無事下山出来ました。下りたところから権現槍を見上げると、その下のクライミングの壁を人が登ってるのを確認出来ました。これにて、岩訓練は無事終了です。少しは岩に慣れることが出来たと思います。全員無事が一番ですね。

さ、次はどこで岩訓練かな?
西穂に向けては、もう少し岩に慣れてる必要があるかもね。