2017年4月27日木曜日

宮指路岳、仙ヶ岳








宮指路岳&仙ヶ岳縦走





■宮指路岳946m・仙ヶ岳961m(鈴鹿)
 ヤケギ谷から仙鶏尾根の周回縦走

(1)ヤケキ谷ルート~宮指路岳山頂
仙ケ岳から北上する県境稜線上の、北隣の山が宮指路岳である。仙ケ岳から眺めると、鎌ケ岳の真下で、台形状の峰を横たえ、一旦高度を下げた鞍部から東へ、盛上った峰が緩やかに小岐須方向へ尾根を落としている。
東峰のピークの両端に見えるのは、大展望の拡がる『東海展望』と、奇岩の立つ『三体仏岩』で、山頂直下周辺の景観、は快適で適度な時間で歩ける登山道と相まって、鈴鹿でも指折りの秀峰の一つです。
仙ヶ岳から宮指路岳と鎌ヶ岳を望む

山の家以降通行止め

鈴鹿市内のコンビニに集合して小岐須渓谷の宮指路岳登山口付近の駐車場に向かう。山の家駐車場から奥の駐車場までは崩落工事中のために通行止め。予定の登山口まで1.9㎞ほど30分予定外の歩行となりました。
ケヤギ谷登山口

ヤケギ谷から宮指路岳へ目指し登山口から東に山腹に入る。静かな鈴鹿南部特有の二次林の山歩きでヤケギ谷を渡渉しながら登る。今冬での倒木が多く道を遮られることがしばしばでした。

ヤケギ谷無名の滝
沢から離れてジグザグの急登になる。左の谷側はガレや急崖が続き、足元に注意しながら歩く。
 
要所にポイント表示有り

沢を離れ、砂質の溝道から急登するうちに明るい尾根に出て『東海展望』に着く。巨岩の固まった岩場の上に乗ると、左の伊勢平野から中央に仙ケ岳の双耳峰、そして県境稜線の荒々しい起伏の展望が間近に迫っている。
東海展望


道を戻り鞍部から西の台地に向って、県境縦走路に出てすぐに三等三角点のある宮指路岳山頂となる。
山頂は挟くて展望も優れないので、少し北にある巨大な岩(馬乗り岩)に立ち寄り西方に展望が開け雄大な展望を楽しむ。
宮指路岳山頂
 
馬乗り岩・後方に雨乞岳
 
(2)宮指路岳山頂~仙ヶ岳
宮指路岳から『犬返しの険』を含む好展望の県境稜線コースをたどり仙ヶ岳に向かう。

V字の犬返しの剣
宮指路岳からいきなり犬返しの険の鞍部に向かって標高差80m、俯角30度のガレ場の急傾斜を一気に下るが転倒に注意が必要です。鞍部からの登り返しは花崗岩の崩壊が進み、風化した岩がむき出しになっている『犬返しの険』を登るが踏み跡を頼りに奇岩の岩を縫うように砂ザレでスリップに注意して登り上がる。このピークからは東側の岩塔下は激しくきれ落ち、大きく迫る宮指路岳と束峰の奇岩、野登山や仙ヶ岳などすばらしい展望です。
犬返しの剣鞍部

奇岩を縫って登る

この先は鈴鹿南部特有のやせ尾根のアップダウンが続く。展望とスリルか昧わえる楽しい稜線ですが足元には気をつけたい。前方にこれから向かう双耳峰の仙ヶ岳が美しい。
 
 
砂礫の急斜面を下る

いくつものピークを超える

やせ尾根のアップダウンを5回ほど繰り返し最低鞍部が小社峠となる。
小社峠でランチタイム

小社峠kから仙ヶ岳頂上まで、小さな起伏を尾根伝い3つほど越えると仙ヶ岳の西峰に着く。
仙ヶ岳西峰
仙ヶ岳西峰から絶景の鎌ヶ岳

『鈴鹿の鹿島槍ヶ岳』とはやされる仙ケ岳は、高度こそ1000mをきるが秀麗な双耳峰の山で、南鈴鹿の盟主と言われる名峰です。ここからの鎌ヶ岳の眺めが素晴らしい。
仙ヶ岳東峰

奇岩の仙ノ岩
(3)仙ヶ岳~仙鶏尾根を通り下山
仙鶏尾根には仙ヶ岳西峰から東峰に向かって南尾根分岐を過ぎてそのまま東の野登山登り山方面に進む。東峰の最高峰場所とは違うのでルートを間違いやすいので注意。その仙鶏尾根ヤセ尾根でガレ場や急な傾斜を下るので足元には要注意です。
急斜面でヤセ尾根の仙鶏尾根

アカヤシオ

イワウチワ群生

仙鶏尾根は急傾斜で足場も良くありませんが、アカヤシオ、タムシバ、イワウチワの群生と花に見所が多いルートです。
仙ヶ谷出会
500mほどを一気に下ると仙鶏乗越の案内板(小岐須渓谷・屏風岩)があり左の仙ヶ谷に1300m標高差270mほどを下ると林道分岐に出る。
林道を2㎞程で駐車場のあるゲートに着く。
石大神

Written by Mino
登山日:2017/4/23
参加者:ゆっきーさん、タマジロウさん、ミンミンさん、ゆずさん、はなさん、あんさん、美濃の7名



■コースタイム
山の家駐車場(7時15分)→東海展望(9時40分)→宮指路岳(10時05分)→犬返しの険(10時30分)→小社峠(12時05分/12時20分)→仙ヶ岳西峰(13時45分)→東峰(13時15分)→仙ヶ谷出会(15時15分)→山の家駐車場(16時45分)

2017年4月20日木曜日

相戸岳


春を感じる相戸岳に登りました。




相戸岳は、山県三山(釜ヶ谷山・舟伏山・相戸岳)の一座で、ミツバツツズやアカヤシオが楽しめて、山の上部は、自然林となり山頂からはパノラマ展望が楽しめる山です。

9時前に美濃病院を出発して山県市内の県道196号線を北進する。乾地区から相戸地内に入ると相戸白山神社がある。白山神社前に教龍寺駐車場がありそこに駐車して登山。(トイレは神社境内に有り)

乾集落から眺めると、とても均整の取れた山容の山です。


樹齢500年の大杉のある白山神社

登山ルートは東ルートと西ルートがあり今回は東ルートから西へ周回するルートを登りました。
白山神社前の駐車場南車道を東に100mほど行くと道路沿いに登山口の道標がある。ここから北に入り教竜寺の東側を通り車道を進むと尾根道に入る登山口の道標がある。しばらく植林してある整備された登山道を登る。登山道はよく整備されており登山道案内板も要所に設置してあります。

道路沿いの登山口道標

登山道入口
登山道はよく整備されている
 
登り始めて直ぐに急登が始まり標高150mほどを一気に登り上がります。標高470mあたりは植林がなくなり赤松の混じる自然林になっていく。登山道わきにはミツバツツジが咲き今が見頃でした。さらに標高100m位の急登を二段登りすると緩やかな尾根となり北東に高賀山や瓢ヶ岳が望める。

椿とミツバツツジ
緩やかな尾根を過ぎると二等三角点のある灌木が切り開かれた山頂に出ました。なぜか山頂には国旗が掲揚されていた。
山頂には先客の小牧から来られたパーティーがいました。
山頂から南西方向には伊吹山から能郷白山までの山並みが望めるが今日は霞がかかり、かすかに確認できる程度でした。

相戸岳山頂
  
伊吹山方面・霞でちょっと残念

柿野集落
山頂で展望を楽しんでまったりと昼食した後、下山は西ルートで下山しました。山頂直下には、アカヤシオがありピンク色で満開で見所発見です。
西ルートはミツバツツジが多く花をウオッチングをしながらの下山です。
西ルートを下山


癒されるアカヤシオの花

 
西ルートはミツバツツジが多い
沢に合流するとニリンソウの群生やネコノメソウの群生があり花の見どころでもあります。
谷に降り立ち!


ニリンソウとリンドウ

ネコノメソウの群生

西ルートを林道出会いに下山。里山の春を楽しんで白山神社に戻りました。
春だよね、本当に!



登山日:2017/4/16
write:Mino

参加者:タマジロウさん、いっちーさん、美濃の3名


■コースタイム
白山神社登山口(9:15)→山道口(9:25)→大岩(10:05)→H580(10:45)→ 山頂(10:50/11:35)→沢出会い(12:40)→白山神社(13:10)