越前富士と呼ばれる青葉山へ
18日に美濃さんと二人、シニア登山隊として福井県青葉山に。
青葉山とは、福井県高浜町と京都府舞鶴市との境界に位置する山で、「京都の自然二百選」にも選ばれている。山容は、今から四百万年程前の火山爆発によってできた典型的なコニーデ式火山あり、白山火山帯に属する死火山でもあるようです。
5時半前に関市を出発し北陸道を経由して8時過ぎ登山口である、青葉山青少年旅行村駐車場へ到着です。林道を歩き、8時半に登山届を提出してクライムオンです。
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気持ちのいい道 |
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ベンチから登ってきた道を見て |
最初は竹林、樹林帯の道を淡々と進みますが、無風状態で暑い。1時間ほど経過したところのベンチで休憩です。ここにはNHKの施設があるようです。そして、5分ほど歩いたところに祠があり、手を合わせ無事の登山をお願いします。
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祠の脇にはササ百合が、今年初見 |
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展望地より |
祠の裏から再び上がっていくと馬の背に到着です。名前負けする程度のところでしたが、そこから下界を見下ろすと高度感を感じます。
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馬の背だとか? |
難なく渡りきって斜度のきつくなった道を進むと、登山口からちょうど2時間で青葉山東峰に到着です。ザックを下ろしベンチに腰かけしてしばし休憩します。
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小学生 えらい! |
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山頂下のプレート |
ここには、オオキンレイカを増やそうという小学生の花壇がありました。この花は、この山の固有種だそうで、昔は山が黄色くなるほど咲き誇ってたようですが、盗掘等の影響もあって、今ではほとんど目にすることがなくなったようで、それを小学校が種から育ててここに植えてあるようです。
山頂には青葉神社があるのですが、扉は閉められていて参拝できませんでした。
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青葉神社 |
10分ほど休憩をして西峰に向かいます。ここからは、細く荒れた斜面の連続になります。ロープはあるものの、運動会の綱引きの綱のような立派なもので、掴むのは楽だったかも。
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鉄梯子と |
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師匠が登ります! |
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綱引きのような補助ロープ |
そして戸隠のようなナイフリッジの出現です。ロープはあるものの巻き道の足の置き場が不明なので、そのまま落ちる前に渡りきることにしてスタンディングにて渡ります。
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慣れたもんです 師匠 |
その後には階段が。整備されてるってことなんですが、意外に不安点。39段ある階段(梯子でないだけマシかな?)を降り少し登り上がると、
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ちゃんと39って数えたよ! |
泰澄大師が修行をしたと言われている大師洞を潜り抜け、
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大師洞 泰澄さんの修業場です |
すぐにひょっこり西峰広場に到着です。立派な神社があります。せっかくなのでお賽銭を入れお祈りをします。ここまでしたのに、正面の写真撮ってないんだよな。
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槍の練習です! |
そして岩峰を登りあがり山頂です。正面には、若狭湾が広がっています。山頂から海を眺めるなんて、山しかない岐阜の人間にとっては、最高の贅沢と思えます。
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東より1m低いピーク |
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若狭湾の一部です |
神社の前で昼食とします。11時過ぎですので、いい感じで山頂を極めれました。
ここで奈良、大阪からの若者といろいろ話をし、下山です。周回ルートとして、今寺へ降りることとで、分岐に注意しながら降ります。
間違えても松尾寺へ降りれるのですが、ここは京都府、駐車場まではやたら遠くなります。
激下りを淡々と降りていきます。小秀の三の谷ルートのような植林帯を降りていきます。
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この後何かが待ってました! |
廃道に近い林道へ降り立ち歩きますが、先ほど抜かしていった若者達が道がわからないといって、戻ってきたために林道を上がって行きます。そこにはご夫婦がルートロスだということで立ち止まっておられ、三者会談が始まります。
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師匠のGPSをもとに談合中! |
来た道を戻り薄いふみ跡を頼りに藪漕ぎ開始です。師匠がGPSにルートをプロットして準備してくれてるので、それを確認しながら枯れ谷沿いに降りていくのですが、棘が多く半そで姿の私はきつかったな。
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これ以後はきつくて写真なし |
関西二人組も一緒に降りましたが、彼らはこんな藪漕ぎ初体験だとか。私なんて、裏山の自分の山でも何度も藪漕ぎしてるし、どちらかというと好きなんで、ワクワクしながらルーファイです。倒木を跨いだり藪の中の細い隙間を強引に降りたりして、30分ほど格闘していると、林道へ降り立つことが出来ました。ここには今寺登山道との看板があるのですが、これはちょっとな、と思います。でも、本当はまともなルートがあるのかもしれないですね。遠いので探索は出来ないですけど。
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登山口に到着です |
そこからは麓の舗装道路を歩き続け、何とか駐車地点に到着です。2時過ぎ、西峰から2時間半ほど経過しています。
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地味につらい舗装道路 |
そして、戻ります。途中の泰澄大師が開いた山中寺の山門の写真を撮り城山公園に。
遊歩道を歩き一番の高みに。ここには高濱城址があり、当主であった逸見昌径を祀った高濱神社があります。
ここで湾越しの青葉山の写真を撮るとのことでしたが、その方向が開けたところはあるものの、立ち木がジャマで思うようになりません。それでも数枚シャッターを切って温泉に向かい汗を流して岐阜まで戻ります。
疲れたけど、実に楽しい山行でした。
皆もこればよかったのにね…。
これ以外の写真は改めてここに載せますので、見てね。
お待ちかねのスライドです。
青葉山スライド