2017年2月28日火曜日

南沢山 横川山

南沢山(1,564m)、横川山(1,619m)


6時関市役所を出発しかせきにてゆっきーさんと合流し現地へ向かいます。
園原ICを降りふるさと村自然園を目指します。その奥に登山者用駐車場があり、準備を済ませ7時40分頃歩き始めます。道に雪はありますが、最初は壷足で。駐車場もそうでしたが、凍った上に雪が少し載っていて滑ります。最初の坂を上がったところでアイゼンを装着しました。そこからは順調に高度を稼いでいけます。


ここから上がります、駐車場のすぐそこです
まだまだ早朝のいでたちだね

坂を上がった先でアイゼン装着!

樹林帯の中の坂道を上がります。展望はありませんが、木漏れ日がこの先の天気と展望を約束してくれているようで、テンションが上がります。

樹林帯の気持ちのいい道です

さすがセブンサミットの山です、標識があちこちにあって迷う心配はありません。そして昨日までの入山者もあり、新雪も降っていないようでふみ跡もしっかり付いています。

大岩通過
1時間少しで中間点に、ここまでが実に登り一辺倒の登山道となっています。そこを過ぎコルへ降り立つと沢ルートとの分岐になります。

福地山のルートを思いだすようなカンバ道だね
そのまま上がりここからは比較的なだらかなルートとなっていて、突然目の前が開けます。右手には笹山と思しきピークがあり、それを右山で通過すると目の前に平らな平原が出現します。南沢高原と呼ばれているようで、ここに山頂表示がありました。

ここまで来ると樹氷が迎えてくれるよ

7サミット独特の標識

7サミッツ共通の標識ですね。
ここで一息入れて担いできたスノーシューに履き替えます。右手に中津川の町並みを見ながら目の前にそびえる横川山へ向かいます。夏は一面の笹原なんでしょうが、冠雪しておりどこでも歩けます。でも壷足だとはまり込むのでしょう、そういう跡がいくつも見られました。コルへ降りる手前の平地からは南アルプスが全部見渡せます。多少クリア感はないですが、それでも見えます。

向うに南アが見えてきました
それを見ながら横川山へとりつきます。上りあがったところからの展望も申し分なし。そのまま水平移動するように山頂へ。山頂からは南はもちろん、中央アルプスも見渡せます。そして南側には富士見台から恵那山まではっきり見通せます。ここから富士見台までは3kmほど、もっと早く出発していたら歩けますね。

富士見台

恵那山 夏には登りましょう
この2つは7サミットです!

集合写真を南沢で話をした方に撮ってもらい戻ります。

全員集合は初めてだな?

南沢で昼食タイムです。風が多少あるため冷えます、早々に食べ終え再びアイゼンに履き替え後は降りるだけです。下りは早い、中間点まで40分程度で戻ります。降りた分岐で衣類調整をして歩きます。この登り返しが地味にきつかったかな?この後の急登を転げ落ちるように、落ちないように降りていき、登山口に。帰りは1時間半程度で戻りました。
展望もよく、実にいい山行でした。

ここに泊まっての登山もありだね

湯ったりーな昼神で汗を流し、関市役所へは明るいうちに戻り終了です。

2月26日歩く。
参加者:美濃さん、タマさん、ゆっきーさん、定

文中何度も7サミットという言葉が出てきていますが、これです。
7サミット


今回のルートです 夏道同様かも…?

2017年2月20日月曜日

須原三山(鶴形山、高山、母野洞)縦走

歩いた歩いた 里山探索(2月19日歩く)

累積標高差 1,039m (ルート間違いを含めると1,127m)
沿面距離 10.6㎞ (ルート間違いを含めると11.2㎞)

須原三山縦走!
美濃さん、タマさん、定の3名で冬の里山探索を行いました。
洲原神社に8時集合、そのまま神社の御山とされている鶴形山に向かいます。
洲原神社とは、白山を開山した修験僧泰澄により創建されたと言われる神社で、白山詣の美濃馬場の入口、白山への前宮として、白山に参拝する人々が道中の安全などを祈願しており、全盛期には、東海地方は元より、四国、九州からも参拝の人たちが訪れ、大変にぎわってたようです。

156号線を横断し登山口へ。

登山口 登ると線路です


まずは長良川鉄道を渡り慈光寺前を左に、しばらくすると用水を渡ります。これがこの先立花の発電所に流れ込みます。

立派な岩門 立って通れます

そして山道に入ります。巨大な岩門をくぐり忠魂碑に手を合わせ九十九折の登山道へ、この先出てくる三神社があったためか、道はよく整備されています。途中の不動の滝を眺め(流れてなかったけど)



不動の滝からのトラバース道


最後の奥御前神社跡から展望を眺めながら休憩をして、


長良川を俯瞰

ここからは整備されていない山道を上がって行きます。
そして鶴形山へ到着です。が、展望がないので一息入れて高山に向かいます。

一座目です

10号鉄塔を潜り尾根を外さないように歩きます。分岐を間違えて上り返すシーンはありましたが、無事本来の道に戻り高山へ。ここで10時半過ぎ、早いですが昼食として一休みです。展望は御岳山は見えますが、北アまではダメでした。天気は申し分ないのですが、霞が入ってるようで名古屋のビル群までは見れません。

高山山頂より御岳山

同じく 中央アルプス


同じく 美濃の山 三角錐が古城山


風が出てきて冷えます。指先がかじかむほどです。11時20分頃立ち上がり母野洞へ向かいます。途中分岐の標識が道と平行に付けられているために通り過ぎてしまい、ずいぶん過ぎてから気付き戻りましたが、この登り返しがキツかったですね。

登りでないと気付けないプレート

戻り本来の道を地味に登っていき、1時間程で73号鉄塔へ到着です。ここで休憩をし向かいます。ここからも地味な登りのルートで、

尾根芯を外さないように登り上がります

片知からのルートを見ながら20分程で母野洞に到着です。この近辺で三角点(三等、点名:小洞)はここしかなく、タッチして一休み。

今回唯一の三角点です

山頂の様子 プレート誰か置いてくれないかな

飲む点滴(笑)をとり、下りに備えます。ここからは尾根芯を外さなければ問題なのですが、展望がなく藪を漕ぎうろうろして地図を見たりナビで探しますが、はっきりしないため、先ほど歩いてきた道を戻り目指す71号鉄塔への巡視路へ入ります。

71号鉄塔への巡視路へ

めったに人が歩かないためか、落ち葉が深く積もり滑るし、道も細く足首が痛くなるほどでした。トラバース気味に渡り尾根に乗ります。そこからは気持ちのいい尾根道を芯を外さないように降りて71号鉄塔が見れたところで右へ降ります。途中藪状態になったりはしますが、次の目指す12番鉄塔へ向かい降りて行きます。鉄塔を潜り巡視路へ入ります。

12号鉄塔 潜ってすぐ右手に巡視路

ここも落ち葉が積もり滑りやすくなっていますが、何とか林道へ降り立ちます。これで一安心。

林道へ到着

ここからは林道、156号線、旧国道を歩き、洲原神社へ到着し、本殿にお参りをして、無事戻りきりました。冬場のトレーニングにもってこいの山になります。皆さんもどうぞ。ただし、地図とコンパスは必携です。

須原神社本殿 県の重要文化財です。

歩いたルート 道迷いもはっきり読み取れるね

2017年2月11日土曜日

水後山(1559m)

■雪稜がダイナミックに続く大日ヶ岳南稜の前衛峰。


山岳名 :水後山 標高 1,559m
等級種別:三等三角点
基準点名:三方崩
5万/1地勢図名:白鳥
登山日:2017/02/04日 天気 晴
参加者:ゆずさん、ミンミンちゃん、美濃の3名

ウィングヒルズ

大日ヶ岳南稜の水後山までは雪山体験訓練には最適のルートです。
アンザイレンを施しての登下山を体験しながら絶景を楽しませてくれました。

美濃病院に集合(気温-3°)して、白鳥町のウイングヒルズ白鳥リゾートに向かう。午前8時前に最長(2,300m)のゴンドラリフトで一気に標高1,350mのゴンドラトップへ。
空を仰げば、隈なく広がった紺青の空、風もなく気温は-9°。山々の風景はまるで絵画のようです!!。
ノントレースの雪を踏みしめて


美しい尾根道

スキー場発表の積雪は165cmで、スノーシュウー、カンジキを装着して稜線に登り上がります。ルートは、ノントレースで真新しい白銀の絨毯を踏みしめてサックサックと足跡をつけて登る。スノーシューの沈みは10㎝から20㎝ほどの沈みで根雪はしっかりと締まっているが気温により表層雪崩の危険もある。

獣がルートを教えてくれてます


登り始めてすぐに傾斜36度ほどの急登で標高1390mぐらいまで登りあがる。その後は緩やかなブナ林の稜線になが稜線東側は前谷川に鋭く切れ落ちて雪庇が発達しているので稜線の前谷川によらないように注意。

右手が切れ落ちてます

水後山手前ピークの支尾根合流点(H1450m)に向かってのルートには、岩場もあり(積雪で埋もれている)踏み抜きに注意の為に岩場の左側を巻いて登る。(夏道での予習が必要です)

滑落危険防止の為にアンザイレンを施してトップとホローの役割などの訓練をしながら登っていきます。
アンザイレンにて

遠くに御岳山


やがて西から派生する支尾根との合流点(H1450m)。ここは平らな場所で東方面に御岳山と乗鞍岳が望める。

西からの支尾根合流点から直ぐに水後山への登が始まり350mほど過ぎたあたりから、お椀をかぶせたようなピークが迫り、雪壁のような登りで滑落に注意をして登り上がると三等三角点の水後山です。

まぁるいピークの水後山


山頂からは大日ヶ岳へ雪稜の主尾根がダイナミックに続く。西に御岳、乗鞍と中央アルプス。そして、南東に能郷白山、小白山、野伏、薙刀などの両白山地の山並みや荒島岳のパノラマが続く。

石徹白の雄 野伏ヶ岳

北陸の名峰 荒島岳


山頂から鎌ヶ峰を望む。美しい雪稜に魅せられる。

山頂から釜ヶ峰 そして大日ヶ岳へ


空が抜けるような青さに澄み切り、踏み荒らしたくない白銀の雪稜に大満足の山行となりました。

ルート図


■ルートと時間
ウイングヒルズゴンドラトップ(08:00)〜支尾根合流点(09:16)〜水後山山頂(09:40)
水後山山頂(10:25)〜ウイングヒルズゴンドラトップ下山(11:40)
written by MINO

2017年2月5日日曜日

母袋烏帽子岳

2017年初ヤマトモは母袋烏帽子岳に。

6時過ぎ美濃病院を出発し高速で大和町まで。
7時過ぎに母袋温泉スキー場に到着(スキー客より早い!)し、準備を進めます。駐車料金の徴収に着たおっちゃんに話を聞くと、地元の人が最近登ったとか。トレースが期待できます。
ここから林道を40分程歩き登山口に。ここでおのおのスノーシュー、カンジキを履きトレースに従って樹林帯へ。この樹林帯、結構広くて迷いやすいので要所要所にデポ旗を刺して歩きます。

その頃になると、樹間から朝日が差し込んできます。



エッチラオッチラと上がっていきます。おたすけ水の後の急登をヒイヒイいいながら上がり、林道へ。ここで一息入れ再び樹林帯の登山道へ。ここからはトレースはなく、われわれが最初の道を付けます。



尾根に上がると白山展望地が。快晴、展望も申し分なく白山あたりの山並みが見られます。左手に白山方面、右手に御岳、乗鞍方面を見ながら初春のような日差しの中をいくつかのピークを越え山頂に到着です。駐車場より2時間半といったところでしょうか。潅木は落葉しており、展望が開けています。西には一段と白く荒島岳が見られます。正面には白尾山が。三角点が出ていたので、積雪は30センチ程でしょうか。


ここで昼食をとりまったり休憩です。
実に風もなくゆったりした気分で座り込んでました。
12時になったので下山とします。トレースも消えていないので忠実にそれを拾いながら降りていくだけです。もう一度白山展望地で景色を楽しみ、サヨナラ言いながら降りていきます。初めて登山者と出会いました。夏と違い意外にマイナーな山のため、きっと登山者は少ないんですね。そして、朝の急登の手前の林道で道具を外し、壷足で下ります。踏み抜きもほとんどなく、快調に降りていけます。そして林道へ降り立ち、キャンプ場の中を駐車場まで。下山は登りの半分の時間、1時間強で降りてきました。
そのままやすらぎ館へ行き汗を流して美濃病院まで下道で帰り、解散です。解散したとたんに雨がパラツキ始めました。ナイスなタイミングです。
やっぱり、山は天気に限りますね。

1月29日歩く
参加者:美濃さん、タマジロウさん、ゆっきーさん、ゆずさん、ミンミンさん、定

山中の標識に「古今伝授」という文字があったのを記憶されてますか?
古今伝授とは、「勅撰和歌集である古今和歌集の解釈を、秘伝として師から弟子に伝えたもの」です。弟子にだけ口頭で伝え他人には一切もらしません。その古今伝授を行った武将が東常緑(とうつねより)で、弟子の宗祇に行っています。東常緑は武将であり、この大和に篠脇城を構え郡上を統治していました。篠脇城があるのが母袋の麓でそのあたりは、東氏館跡庭園として現存しています。もちろん城址もあります。そのためここいらは古今伝授の里として町が売り出しています。蛇足ながらスキー場へ向かう道は古道であり、北陸の朝倉家が攻めて着た際に通ったところになります。そのためこの街道沿いには千人塚というその際死んだ首塚といわれるところがあります。
蛇足です。この戦で東氏は篠脇城の防備にもろい点を思い知らされ、南下して八幡に城を移しました。それが現在、東(氏の)殿(様の城の建つ)山ということで東殿山であり、東殿山城になります。
そんな東氏も向かいあうところに城を構えた(現在の郡上八幡城)姻戚関係のある遠藤氏に滅ぼされました。
白山

乗鞍岳

御岳山
中央に荒島岳