2017年9月5日火曜日

茅ヶ岳 金ヶ岳

深田久弥終焉の地、茅ヶ岳をメインに、ついでに隣まで縦走するという企画です。
4時半過ぎ関を出発して韮崎まで。7時過ぎに深田久弥記念公園の駐車場に着くもほぼ満車状態。人気の程が伺えます。

先着者で満車

準備をして7時半に出発です。舗装林道を歩きすぐに地道の林道へ入ります。石ゴロゴロの道、林道としては廃道なんでしょうが、登山者が歩くために草は生えていません。

地道の廃林道

しばらく歩くと舗装林道へ出て渡ってまた地道の林道です。いつしか林道はなくなり登山道になっています。

女岩分岐

女岩立ち入り禁止の案内のある突き当たり地点より岩だらけの本格登山道となりきつい斜面を九十九折に尾根を目指します。

急斜面の九十九折道

道は腐葉土でふかふかで、保水力があるのか、絞湿って滑ります。登り上がり左に折れ痩せた尾根道を行きます。

やっと尾根に

すると5分程で終焉の地へ出ます。深田さんが友人と登っている際にここで休憩をしていて歓談中に脳溢血で倒れたとか。

終焉の地

ここで手を合わせ般若心経を唱えます。が、途中までしか自信がないので途中までとして、略三宝をお唱えしてその場を後にしました。そこから十分も歩くと山頂に到着です。歩き始めて2時間半ほどで到着しました。

頂上を目指します

到着!

大勢の人が休んでられます。展望は西に甲斐駒をはじめとする南アルプスの面々、南には富士山。

頭を雲の上に出した富士

雲の上に甲斐駒 おいでって誘われました!

東に金峰山、瑞牆山は見れるのですが、八ヶ岳の面々はわからず。写真を撮り腰を下ろして休憩とします。休憩後隣の金ヶ岳に向かいます。ほとんどの人がここまでで戻られるようでした。

金ヶ岳に向います

山頂直下はきつい下りとなります。土は滑るし段差が激しい、おまけに石ころがあります。幸いなのは、樹林帯であるが故木々に掴っており下れることです。戻りに登り返すのが正直嫌だなって思えるような道でした。コルへおり前峰へ登りあがります。

ブラタモリよろしく、地層の解説

こうやって見ると微妙なバランスで挟まれているだけ

巻き道ならいいのに、正直に稜線のTOPをトレースしてるルートでした。頂上へ立ち振り返ると茅ヶ岳越しに富士山が。どんどんどんどん霞んできているようでした。そしてまたコルへ下り山頂へ登りあがります。

本日2座目に到着

途中に観音峠からのルートの分岐があり、ここが南峰ということで、山頂は北峰となるようです。茅ヶ岳から1時間少々金ヶ岳山頂に到着しました。お昼前ですので、ここの木陰で昼食とします。甲斐駒の山頂は雲に隠れてしまいました。富士だけはまだ見られます。先ほどまでいた茅ヶ岳は、ここよりずいぶん低く見えます。が、標高差56mなので、これほど感じるものかと不思議に思います。

茅ヶ岳越しに富士山

茅ヶ岳まで戻るのに1時間そこから駐車地点まで2時間はかかるので、それならこのまま進み明野に下り林道を歩いて駐車地点に向かった方が早いだろうと相談がまとまり、12時下山に入ります。明野へ尾根伝いに下りますが、

ヤセ尾根をひたすら下りるだけ

このルートヤセ尾根で岩場が多く大変なルートでした。救われたのが下り一辺倒だったことで、登り返しはありません。時々富士の姿を眺めながら1時間15分程で林道へ降り立ちました。

やっと激下りから開放された

一休みして、舗装林道を歩きます。これが地味にきついんですよね、登山靴だと余計に足が痛みます。三人が三人とも地図とナビを片手に林道分岐を間違えないように歩きます。しかし地道の林道がいくつも合流してきており、綺麗だったら間違えますね。これも師匠の地図のおかげです。途中で休憩をしてコーナーへ着くたびにここを曲がったら朝のルートと合流するかなと期待しながら何度も裏切られました。山頂近くで偽ピークに何度もがっかりするのと似てますね。

この舗装林道歩きが 強烈にきつかった

それでも、朝のルートに合流出来、下りていきます。途中で見覚えのある廃屋を見たときは、正直ホットしました。そして、下山です。深田記念公園に帰りに寄ろうと話をしてたのですが、一見してスルー、そのまま車へ到着です。長かった~。登山靴を脱いだ瞬間、足が喜んでるのがわかります。
そして、ハイジ村のクララの湯で汗を流し、ワイン風呂に浸かって筋肉をほぐし、一路岐阜へ。関に7時半過ぎに到着して無事山行終了です。
タマさんお疲れさまでした、師匠長距離運転ありがとうございました。
とってもいい山ですが、山梨は遠いなぁ~。


深田久弥とは。
小説家であり登山家。一般的にはさほどなじみのない作家であるが、山家には『日本百名山』を著したことで、知らない人はいないと思われる。読み、歩き、書いた と自身が言うような人生で、山に生きて山で没したことは、天命であり喜びであったのではないだろうか。
今後も彼が遺した「百の頂に、百の喜びあり」を思いながら、山に向き合っていきたいと思った次第です。

4 件のコメント:

美濃 さんのコメント...

定さん こんばんは。
甲斐駒ヶ岳の絶景展望の山ですね。
韮崎から見る甲斐駒は全容がみられて一番素敵です。

周回で金ヶ岳も登れましたが下山後の林道はつらかったですね。
空の雲はすっかり秋の雲でした。
次回の銚子ヶ峰も白山の眺望が楽しみですね。

そうそうバニラアイスは美味しかったです。
ごちそうさんでした。

taki さんのコメント...

美濃さん いい山をありがとうございました。

林道がきつかったけど、面白かったですね。冬の里山訓練にいいかもです。
実際は行かないですけど。

バニラアイス24日も担いで上がりますね。お楽しみに?

タマ さんのコメント...

確かに下りと林道はきつかったね。
そのままピストン、引き返せばよかったかも?
月曜日は何ともなかったけど火曜日になんか左足の裏が痛くて歩きずらい。
なんてことない。水ぶくれになってる。針で潰して今日金曜日にやっと治ったとさ。
靴のインソール、新調してみるかな。

taki さんのコメント...

タマさん、林道歩きは実にきついですよね。
何度も嫌な思いしてるのに、またはまりました。

インソールは何度も変えましたけど、違わないなってのが実感です。
でも最良の友に出会えたらいいですよね。