2017年2月11日土曜日

水後山(1559m)

■雪稜がダイナミックに続く大日ヶ岳南稜の前衛峰。


山岳名 :水後山 標高 1,559m
等級種別:三等三角点
基準点名:三方崩
5万/1地勢図名:白鳥
登山日:2017/02/04日 天気 晴
参加者:ゆずさん、ミンミンちゃん、美濃の3名

ウィングヒルズ

大日ヶ岳南稜の水後山までは雪山体験訓練には最適のルートです。
アンザイレンを施しての登下山を体験しながら絶景を楽しませてくれました。

美濃病院に集合(気温-3°)して、白鳥町のウイングヒルズ白鳥リゾートに向かう。午前8時前に最長(2,300m)のゴンドラリフトで一気に標高1,350mのゴンドラトップへ。
空を仰げば、隈なく広がった紺青の空、風もなく気温は-9°。山々の風景はまるで絵画のようです!!。
ノントレースの雪を踏みしめて


美しい尾根道

スキー場発表の積雪は165cmで、スノーシュウー、カンジキを装着して稜線に登り上がります。ルートは、ノントレースで真新しい白銀の絨毯を踏みしめてサックサックと足跡をつけて登る。スノーシューの沈みは10㎝から20㎝ほどの沈みで根雪はしっかりと締まっているが気温により表層雪崩の危険もある。

獣がルートを教えてくれてます


登り始めてすぐに傾斜36度ほどの急登で標高1390mぐらいまで登りあがる。その後は緩やかなブナ林の稜線になが稜線東側は前谷川に鋭く切れ落ちて雪庇が発達しているので稜線の前谷川によらないように注意。

右手が切れ落ちてます

水後山手前ピークの支尾根合流点(H1450m)に向かってのルートには、岩場もあり(積雪で埋もれている)踏み抜きに注意の為に岩場の左側を巻いて登る。(夏道での予習が必要です)

滑落危険防止の為にアンザイレンを施してトップとホローの役割などの訓練をしながら登っていきます。
アンザイレンにて

遠くに御岳山


やがて西から派生する支尾根との合流点(H1450m)。ここは平らな場所で東方面に御岳山と乗鞍岳が望める。

西からの支尾根合流点から直ぐに水後山への登が始まり350mほど過ぎたあたりから、お椀をかぶせたようなピークが迫り、雪壁のような登りで滑落に注意をして登り上がると三等三角点の水後山です。

まぁるいピークの水後山


山頂からは大日ヶ岳へ雪稜の主尾根がダイナミックに続く。西に御岳、乗鞍と中央アルプス。そして、南東に能郷白山、小白山、野伏、薙刀などの両白山地の山並みや荒島岳のパノラマが続く。

石徹白の雄 野伏ヶ岳

北陸の名峰 荒島岳


山頂から鎌ヶ峰を望む。美しい雪稜に魅せられる。

山頂から釜ヶ峰 そして大日ヶ岳へ


空が抜けるような青さに澄み切り、踏み荒らしたくない白銀の雪稜に大満足の山行となりました。

ルート図


■ルートと時間
ウイングヒルズゴンドラトップ(08:00)〜支尾根合流点(09:16)〜水後山山頂(09:40)
水後山山頂(10:25)〜ウイングヒルズゴンドラトップ下山(11:40)
written by MINO

2 件のコメント:

ヤマトモの旅 さんのコメント...

美濃です。
定さん UPありがとう。
近場で最高の雪遊びができる場所です。

実は今日は大日ヶ岳&天狗山に行ってきました。
天狗山はノントレースで静かな銀世界でした。

taki さんのコメント...

美濃さん お一人でですか?

大日は3月に行こうと考えてるんですよね。
その頃なら絞まった雪でしょうから、安全ですしね。
個人では天狗まで行けてないので、そこを目指しますね。