2017年5月9日火曜日

能郷白山





能郷白山(残雪期)



■能郷白山 1,617m(残雪期)
 能郷谷ルートから能郷白山に登る。
 登山日:2017/05/05

能郷白山は、岐阜と福井の県境、美濃の最奥に位置する両白山地に属する山で越美山地の最高峰です。

おりべの里に集合して能郷谷に向かいました。能郷の里から車で能郷谷左岸を通りしばらくして能郷谷の橋を渡り今度は右岸を遡りつめて八谷を左に見て500m位でゲートがありゲート前に駐車する。
駐車場から登山口まで林道を3.8㎞ほど歩くとことになる。林道もところどころ崩壊している状態でやっと「能郷白山登山道入口」の標柱が立つところに着く。
 
林道ゲートここから登山口まで3.8㎞ 
能郷谷先に前山が迎える

ようやくの登山口

 登山口からすぐに前山から源流とする谷沢を渡渉するがこの時期は雪解けの増水で沢内を歩くことも覚悟で渡渉する。渡渉ごにすぐ支稜の急な登りがはじまる。背後に能郷谷と奥美濃の山並みが広がる。

ドボンを覚悟で渡渉

 急登の連続で急斜面を観念して一歩一歩登り標高928mを過ぎると、次第に尾根がやせてくる。いったん旧林道(廃道)のカーブ地点に出る。一息入れて直進して支稜を登る。傾斜がゆるくなるとブナ科の見事な雑木林におおわれた尾根に出る。

急登の連続

 原生木や苔むした倒木やイワカガミの群生で癒される。自然豊かな尾根を高度を上げていく。

イワカガミの群生

 明るい笹の平を過ぎるとやがて南に鋭い山容の蕎麦粒山と遠くに大きな山容の伊吹山の山々の展望が開ける。

鋭い山容の蕎麦粒山

 やがて右の前山から山稜が合流する手前地点で登山道は残雪の雪壁が立ちはだかる。キックステップで慎重に前山稜線に登り上がる。ここでアイゼンを装着する。先には長い尾根を南に派生する山頂が見えてくる。
 
前山への尾根道
前山稜線へ登り上がり

前山からゆるい起伏が続くがそ根尾西谷を隔てて白山を見ることができる。大郷谷側に切れ落ちる吊尾根を1,410mの鞍部まで下る。

遠望に加賀白山


前山稜線から向かう能郷白山

1,410mの鞍部から小ピークを越えて、雪原を通り山頂と神社ある稜線に向かうが前方に雪壁が待ち構えている。

尖った雪上尾根

 標高1,540mあたりから70mほど雪壁を一気に山頂と神社のある稜線に登り上がる。

傾斜のきつい雪壁を登る
 
1617m山頂

 
1617mの山頂に立ってすぐに熊野白山権現の社に移動してランチタイムです。時すでに12時10分で、登り始めて6時間が経過です。
能郷白山神社奥宮
小津三山方面

部子山と銀杏峰

  30分ぐらいで昼食を済ませて往路を下山です。
下山したのは17時30分で下山お所要時間は4時間45分程度でした。
 
参加者:タマジロウさん、ミンミンちゃん、ゆずさん、イッチーさん、美濃の5名
  
by mino

■コースタイム
登山者駐車場(6時05分)→登山口(7時20分)→前山稜線(10時10分)→山頂(12時05分/12時40分)→登山者駐車場下山(17時25分)

2 件のコメント:

美濃 さんのコメント...

定さん こんばんは。
林道が以前とは違い大変手前でゲートで止められていますから、往復で7.6㎞もありますから遠いですね。
ゲート以降の林道は、ところどころ道路も陥没したりしてそのまま放置されていますから修復の見込みなしです。
林道で4時近く要しますから、これからは温見峠から登ることとします。

taki さんのコメント...

そんな状態じゃ自転車では無理ですね。
知り合いが原付バイク持参で行ってるんですけど、それも出来そうにないし。

ま、温見峠が無難なんでしょうね。